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2011年10月27日木曜日

終了後3日目:病原菌

私達がお勧めしている本「ニンジンから宇宙へ」と「ニンジンから宇宙へII」の中にこんな話があります。

著者で循環農法を使った農業を営む赤峰さんが、化学肥料と農薬を使っていた頃、はじめは調子よく育っていた野菜が、6年目くらいから病気にかかるようになり、いくら農薬をかけても治らなくなったそうです。そんな中、何気なく土を掘ったところ、病気にかかる作物の根がなくなっていたそうです。化学肥料の使い過ぎで土の中に高濃度の毒ガスが発生して野菜の根を殺し、そのせいで水分や栄養素を吸収できずに病気になっていたことがわかり、原因である土を見ずに、結果である病気の葉ばかりを見て、対処療法として薬を撒いていたことに気づいたとのことです。「これは、人の病気に対する味方と同じではないかと思います。原因を探らずに出ている症状だけ(結果)を見て対処しているのではないでしょうか。」と書かれています。

また、こんな話もあります。ある年赤峰さんが100メートルほど離れた2枚の畑に白菜を育てていたところ、一枚の畑だけに虫が発生し、すごい勢いで白菜を食べ始めたそうです。何が原因なのかわからず困っていたところ、亜硝酸の害で乳牛が死んだというニュースを聞いて、虫が発生した畑の近くに未発酵の豚糞を積んでいることを思い出し、そのアンモニア態の窒素が亜硝酸塩をいう猛毒に変化し、その猛毒が浸透した白菜を虫が食べ、無害なフンにして土に返してくれていることに気づいたとのこと。

虫や菌は、毒を食べて無害なものにするという使命を持っていて、自分達の命を犠牲にして人間や動物の命を守ってくれているそうです。それを害虫やばい菌がついたと勘違いしているのが現代の科学だと赤峰さんは言います。人の病気にしても同じで、ばい菌がつくから病気になるのではなく、間違った食のためにばい菌がつくのではないか、と書かれています。

抗菌作用のあるハンドサニタイザーや石鹸の使用、頻繁な抗生物質の処方、年々増えている予防接種の数などに見られるように、現代人はとことん微生物を悪者にします。しかし、これらの乱用により、今度は耐性を持った菌が発生するようになり、問題は一向に解決していないどころか、どんどん悪循環にはまっていっているように私には見えますが、どうでしょうか?

パスチャライゼーションという殺菌法や狂犬病のワクチンを開発し、「現代細菌学の開祖」と呼ばれている細菌学者のルイ・パスツールは、死に際に「自分は間違っていた。病気になるのは外からのもの(病原菌)が原因なのではなく、それを受ける側の健康状態である」と認めたといいいます。しかし、その時には既にパスツールの原因外部説(病原微生物説、Germ Theory)が真実として世の中で受け入れられていたため、そのまま今まで来てしまっているということです。

「病は浄化、解毒を求める叫び声である」と言ったのはヒポクラテスでした。デトックスの体験を通じて、自然の力、人間の体の力を信じることを一人でも多くの人に学んでいただけたら、と思います。


・・・ということで、いつもより早いですが、今回のブログの更新は今日で最後になります。長い間お付き合いありがとうございました!第1弾、第2弾のブログ同様、このブログへのアクセスはいつでも出来るように残しておくので、これからも利用していただければ嬉しいです。デトックスは、これからも春、秋と年に2度続けていく予定なので、今後ともよろしくお願い致します!


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